- 園ブログ
プレコンセプションケアって?

滋賀県では、令和6年9月より、大学の先生、医師、助産師、保健師、看護師、思春期保健相談士など専門の講師の方を派遣していただき、プレコンセプションケアに関する講義を行ってくださる事業が始まりました。
ところで、❝プレコンセプションケア❞って、何かご存知ですか?
Conceive 宿る
Conception 受胎・妊娠
Preconception 子どもを授かる前
Preconception Care 子どもを授かる以前の時期から、知っておきたい・やっておきたいこと
直訳すると、このような感じだそうです。
常日頃から子どもたちに『自分のからだを大切にすること』を、どのように伝えるべきか悩むことがあったので、この機会に早速申し込んでみました。
実は、5歳児クラスの保護者さんに助産師さんがおられるのですが、派遣講師さんとしてご指名させていただくと、快く引き受けて下さり、去る2月20日(木)石山くじら保育園にて、4・5歳児に講義を行ってくださいました。
子どもたちにとっては顔なじみの、Aちゃんのお母さん。
でもいつもと違うのは、助産師さんの制服姿だということ。
まずは「助産師さんって、知ってる?」というところから、助産師は赤ちゃんを産む時にお手伝いをする仕事だということ、みんなは生まれた時に泣いていたから覚えていないと思うけれど、1番に赤ちゃんを抱いて、お母さんに「生まれましたよ」と渡す人だということを、子どもたちにわかりやすく教えてもらいました。
「じゃあ、赤ちゃんはどこからくるの?」と続きます。
「赤ちゃんは、元は卵です」のお話には、子どもたちも「えーーーっ?」と驚きの声。
・卵子と精子が合体すると赤ちゃんになる

・赤ちゃんはどこで大きくなる?
・女の人のお腹の中の、子宮というところで大きくなる

・子宮ってどこ?
・赤ちゃん卵は、女の人のお腹の中。じゃあ精子はどこにある?
これらのお話を、イラストや人形を使ってわかりやすく、でも正式な名称できちんと説明をしてくださいました。


更に「卵子って、どれぐらいの大きさだと思う?」この質問の後に子どもたちに配られたものは、ハートの形の画用紙。でも、よーく見てみると・・・真ん中に、針の先をさして開けた小さな小さな穴が。

光にかざすと、ようやく見えるほどです。
「これが、赤ちゃん卵の大きさだよ」と言われ、「ちっさーーー‼」と、またまた驚きの声。
そして「赤ちゃんは、どこから生まれるの?」と話は続いていきます。ここでも、「体には全部名前があるんだよ」と、正式名称でお話をしてもらいました。
そこから「もう大きくなったから、自分の体の大事なところは自分で洗おうね」と、男の子・女の子の体の洗い方も教えていただきました。
その後、読んでいただいた絵本は・・・
1冊目【だいじ だいじ どーこだ】
作:遠見 才希子 絵:川原 瑞丸 発行所:株式会社大泉書店

2冊目【いいタッチ わるいタッチ】
著者:安藤 由紀 発行所:株式会社復刊ドットコム

どちらも、プライベートゾーン(水着でかくれるところ)の大切さについて書かれています。
パンツの中は、特別大事なところ。自分だけが見たりさわったりしてもいいところ。でも、みんなの前ではさわらない。からだの特別大事なところは、家族でも友だちでも先生でも、じろじろ見たり勝手にさわったりしない。もし誰かに「見せて」と言われたら「だめ!いやだ!」と逃げて、大人に話そう。
というような内容です。
その他にも、たくさんの絵本を貸していただき、現在そら・くじらチームのお部屋に置いてあります。
送迎時などに、ぜひ手に取って見てくださいね。
最後に、生まれたての赤ちゃんと同じお人形(50㎝・3000g)を、抱っこさせてもらいました。首も座っていないので、しっかり支えてあげなくてはいけません。




「重た💦」「全然重たくない」反応はそれぞれでしたが、とても嬉しそうな、小さなお父さん、お母さんたちでした。
終了後、担任が子どもたちに感想を聞いてみたところ、圧倒的に多かったのは「Aちゃんのお母さんって、色んな事知ったはってすごいな」だったそうです(笑)その他にも
・卵子とか知らない事もあったから勉強になった
・女の子と男の子、お腹の中が違う
・どうやって生まれてくるのかわからへんかったけど、教えてもらってなるほどなぁって思った
・赤ちゃん卵、あんなに小さいって知らんかった
・おへそとおしりとおちんちん、全部大事
・自分のからだは触ってもいいけど、友だちのからだは触ったらあかん
・もし誰かが触ろうとしたら「やめて!」って言う
・お父さんとお母さんにも、今日の話教えてあげる
などなど。難しい内容もあったと思うのですが、子どもたちなりに理解をしてくれたようです。
就学前の子どもたちに、どこまでどう説明すればいいのか、保護者の方も悩まれる事があるのではないでしょうか?
まだ難しいかも・・・でも、大事なことだし・・・
今回、この年齢の子どもたちにも、きちんとした名称や内容をお話されることに少し驚きもあったのですが、何も先入観の無いまっさらな状態の今だからこそ、すっと吸収できることもあるのだと教えていただきました。
子どもたちだけでなく、職員もとても学ばせていただいた1時間でした。
来年度以降も、ぜひ継続していきたいと思います。