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『大津祭』の裏側 第2弾!~楽器・着物の紹介~

今年も、大津祭りの季節がやってきました。
昨年、大津祭のお囃子の練習を見学した記事を載せましたが(下記URL参照)
『大津祭』の裏側に潜入!|石山くじら保育園|滋賀県大津市の保育園 (kujirakodomo.com)
今年は実際にお囃子に参加したので、お祭りに使う道具類を中心に紹介したいと思います。
曳山の天井画です。江戸時代の画家によるもので、朝顔・鬼ゆり・藤・ぼたん・菊・山吹・萩など季節の花々が描かれています。
これらの曳山飾りは貴重な文化財でもあるので、修理しながら大事に使われています。
組み立ての際には、部屋一面に座布団を並べ、その上にのせて運んでいくというほど、丁重な扱いです。

ここで、改めて大津祭について紹介します。大津祭は大津駅から歩いて10分ほどの天孫神社(てんそんじんじゃ)の祭礼のひとつです。きらびやかな装飾をほどこした13の曳山(ひきやま)と、それぞれの曳山に仕掛けられたからくりが披露されます。

10月6日(土)には山建てがありました。曳山を倉庫から出して組み立てていきます。


その後、実際に試し曳きをします。私も曳山の上で演奏をしました。
曳山は釘を使わずに組みあがっていて、実際に動かすことでそれぞれの部品が馴染んでいきます。また実際のルートを運行することで、障害物を確認したり、ぶつかりそうな木の枝を落としたりします。写真の左の木の枝も、試し曳きの時に3か所伐採しました。

次に、お囃子に使う楽器の紹介です。鉦鼓(しょうこ)は摺り鉦(すりがね)とも呼ばれ、小学生の子どもたちが担当します。在園児のお兄さん(5年生)も演奏します。

締め太鼓です。曳山にセットすると直射日光が当たるので、普段は座布団をカバー代わりに乗せています。おもに中学生・高校生が担当します。

笛は龍笛(りゅうてき)を使います。龍笛は雅楽にも使われる笛で、大人が担当します。
内部に鉛が入っていて硬く鋭い音色です。天と地を行き来する龍の声のようだとされています。
大河ドラマ『光る君へ』の中で、一条天皇が吹いていました。

最後に、着物の紹介です。
試し曳きの時はTシャツ姿でしたが、宵宮と本祭は着物を着て演奏します。
本祭りの日の着物は午前が黒紋付、午後は着流しです。
着流しは肌襦袢(じゅばん)・長襦袢と着てから、最後に上に羽織るもので洋服のジャケットに当たります。
こちらが、その着流し。お祭り仕様の華やかな柄です。

同じ着流しでも、こちらは絞り染めを使ったものです。生地の一部を糸でくくって、染まらない部分を作って染められます。

私が使う着流しはこの柄です。
能楽で使う鼓(つづみ)や神楽鈴などが描かれていて、すてきですね。
大津祭りは今週末の12日(土)の夕方に宵宮、13日(日)の朝から本祭が行われます。
保育園のある大津市内では、かなり大きな規模のお祭りなので、ぜひ足を運んでみてください。
保育の中でもお祭りの話をしたり、笛の演奏を聞いてもらう機会も作っていきたいと思っています。
子どもたちが伝統文化に触れるとともに、生まれ育った地域のことを知るきっかけになってくれることを願います。