今朝のこと。3歳児のＡ君が、お母さんと登園して来てくれました。

保育園では毎月、主食費・副食費・リース布団代などを、諸費袋を使って徴収しています。

この日、諸費袋を持って来て下さったお母さんが、事務室に寄ってくださいました。園長がお金の確認をし「確かにお預かりします」と、待ってくださっていたお母さんに声をかけました。

すると、その様子をじっと見ていたＡ君が「何のお金なん？」とお母さんに。

「Ａ君は保育園で給食食べるやろ。そのお金。」とお母さんが返事をされながら、２人は保育室の方へ行かれました。

そんなやり取りを、掃除をしながら聞いていたのですが、様々なことに興味津々の「なぜ？」「どうして？」の疑問が、とてもかわいく嬉しく思いました。

Ａ君はいつもお母さんの様子をよく見ていて、お金は、お買い物で何かを買って品物と引き換えに払うもの、と思っていたのではないかと思います。いつもは「Ａ君、おはよう」と声をかけると、すぐに挨拶を返してくれるのに、気を取られてじっと見ながら考えていたからあの表情で、挨拶がなかなか返ってこなかったんだ！と、後で納得しました。

これからも、知らなかった事を『知るのって楽しい』、わからなかった事を『わかるってすごい』と、たくさん実感してほしいなと思います。