石山くじら保育園 社会福祉法人くじら石山くじら保育園

おとなになれますように【4歳児 そらチーム】

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おとなになれますように【4歳児 そらチーム】

おとなになれますように【4歳児 そらチーム】

 そら・くじらチーム(4・5歳児)のお部屋を入ってすぐ、お日様の光が当たらない棚の中に大きな飼育ケースがあります。

その中身は、カブトムシの幼虫!

実はこの幼虫、昨年度の卒園児さんが夏から飼っていたカブトムシが卵を産んで、無事に孵化した子たちです。

幼虫の数は、地域の方からいただいたものも合わせて11匹!!

ずっと土に潜ったまま卒園を迎え、4月からは、新そら・くじらさんがお世話をする番になりました。

最初はとっても小さかったのですが、土から栄養や水分を摂り、かなりの大きさに。

幼虫たちの土を、子どもたちと共にきれいにした数日後。

毎日「ケガしていないか見守ってるの!」と様子を見てくれている4歳児のA君が「なんか幼虫、形変わってる!!!!」と大興奮。

形変わってる?!とそれを聞いた周りの友だちと保育者が、慌てて飼育ケースに駆け寄ると…

何とびっくり!土の上で蛹になってカブトムシの形に。

本来はこのように、土の中に蛹室という穴を作って蛹になるはずのカブトムシの幼虫。

え?土の上で蛹って大丈夫なの?

そう思い調べてみると、やはり上手く成虫になれなかったり、大人になっても短い寿命で終わってしまったりと、リスクが大きいそうです。

その対策として、トイレットペーパーの芯を蛹室に見立てて幼虫たちの回りを囲う『人口蛹室』という方法を発見!さっそく子どもたちでやってみました。

果たしてうまくいくのか…成功するといいのですが…。

「おとなになれますように~!」と手を合わせる姿に、子どもたちの優しさを感じました💕

まだ土の中にいる幼虫たちも、もちろん。11匹全員が無事に大人になりますように。

 

この経験を通して、幼虫から成虫へ、成虫が生んだ卵から幼虫へ。そしてまた幼虫から成虫へ…と命のつながりにも気付いてくれるといいなぁ。と思っています。

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