嬉しい事は、いつも1本の電話から。

小学校の入学式が行われたこの日の午後、「もしもし、○○ですけど」と、懐かしい声。

えっ？もしかして、4年前に卒園した○○君の保護者さま？

実はこの日の前日に、偶然、石山くじら保育園の職員と出会ったのだとか。

その時に「また遊びに来てください」と言われ、「えっ、行ってもいいんですか？」と、早速電話をかけてきて下さったようです。

　

　ほどなくして玄関に現れたのは、う～～んと背が伸びて、すっかりお兄さんになった○○君。

でも、面影はそのまま。身体が大きくて力持ち、でも気持ちはとっても優しくて、虫が怖い（笑）

今でも触れるのは、ダンゴムシだけらしいです。

そんな○○君、「保育園の事、ちょっと忘れたかも」と言いつつ、廊下を進むと「あっ、このにおい覚えてる！保育園のにおいや！」

毎日過ごしている私たちにはピンとこないのですが、どうやら保育園のにおいがあるようです。

そこから記憶がよみがえって来たのか、「鬼ごっこしてて、こけた事あったなぁ」「ここで、ままごとしてたわ」「ブロック、天井に届くぐらい長くくっつけて遊んでた」「しんどい時、熱測ってもらったな」「園長先生、レゴでくじら作ったはった」「トイレ通り抜けて、隣の部屋に行ったことあったで」と、出て来る、出て来る（笑）

そうそう、そんな事もあったなぁ…と、私たちも懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

　

すると、「1年生の時も、2年生の時も、3年生の時も、遊んでばっかりで勉強してへんねん」と、突然のカミングアウト。

「4年生はどうするの？」と尋ねてみると、「勉強する！」と、立派な決意表明を見せてくれました。

「そう言えば、よくお散歩に行ってた、あそこの公園どうなってる？」と○○君。

「全然変わってないよ。ちょうど今頃、桜がきれいに咲いてるわ」と言うと、「行ってみたい！」と、お母さんにおねだりしていました。

　

保護者さまも、「保育園の近くを通っても、知ってる先生が残ってるかどうかわからなくて…」と躊躇されていたようです。

大丈夫ですよ。A先生も、B先生も、C先生も、D先生も、E先生も、F先生も、G先生も、まだまだ頑張っています。

いつでも、遊びにいらしてくださいね。

○○君からパワーをもらって、またモチベーションのあがる、石山くじら保育園の職員でした。