- 園ブログ
「仲間の素敵みつけ」~自己肯定感を高めるために~

今年度、石山くじら保育園では、職員の園内研修のテーマのひとつに、『一緒に働く仲間の素敵みつけ』を選びました。
「みんなが、楽しく気持ちよく、元気に毎日を過ごせますように!」と、願いを込めて。
まず、職員全員の名前だけが書かれた用紙を、みんなに配布します。その名前の横に、一人ひとりの『素敵』なところを、無記名で書いてもらいました。それをいったん回収し、それぞれの職員ごとにまとめ、本人に渡します。
作業をした私だけは、みんなが書いたその人の『素敵』が見られるという、特権が(笑)
その『素敵』は、「とっても、褒め上手」「明るく元気、話しやすさNO,1」「子どもたち一人ひとりの事をよく見て、よく考えて、どうしてあげるのがいいか悩んでくれる」「話をよく聞いて、寄り添ってくれる」「誕生会では、手作りの催し物の引き出しが多く、見ていても楽しい」「子どもたちが楽しく取り組めることを工夫し、自分も一緒に楽しんでいる」「パソコンや楽器演奏など、得意なことがいっぱい」などなど・・・様々でした。
きっと、これを受け取ったみんなは「私の事、こんな風に思ってくれていたんだ。その思いを裏切らない様に、頑張ろう」と思ってくれたのではないでしょうか。
心理学で「好意の返報性」というものがあり、好意を示してくれた人には、その気持ちを返してあげたくなる法則があるそうです。私はまさに、その通りの心境でした。みんなが書いてくれた『素敵』は、自己肯定感にもつながり、私の長所はこれなんだと少し自信が持てました。
一日を振り返ると、あの時、ああすれば良かった・・・ああ言えば良かった・・・と、反省することがたくさんあります。失敗したと思った日は、重い気持ちで夜を迎えることも。良好な人間関係に、ポジティブな生き方、心が軽くなる生活がしたい。そのためには、自分の意識を変えることから始めようと思いました。人の良いところを探そうと意識を変えると、それまで見えなかった『素敵』が見えてきました。見ようとしてなかったから、気付けなかったんだ、と。
この意識は、子どもと向き合う保育にも活かせます。
子どもの『素敵』をたくさん見つけ、それを子どもたちに伝えていく事で、自己肯定感が育ちます。
みんなが『素敵』を見つけあう、認め合う。子どもも、お家の方も、職員も、共に。
みんなが楽しい!
そんな保育園になりますように!