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のきばって?ごしきのたんざくって?

ささのは さらさら のきばに ゆれる~♪♪
この時期になると、どのクラスからも『たなばた』の歌が聞こえてきます。
そこで、今回はこの歌の雑学をお伝えしたいと思います。
この歌は、今でも小学校1年生の音楽の教科書(教育芸術社発行ほか)に載っているそうですが、もともとは昭和16年発行の、小学校2年生の音楽の教科書に載った曲です。なんと82年前ですね。
こんな歌詞です。
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♪『たなばたさま』(後に『たなばた』となりました)
1.笹の葉さらさら 軒端に揺れる
お星さまきらきら 金銀砂子
2.五色の短冊 私が書いた
お星さまきらきら 空から見てる
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昔の歌詞なので、ちょっとわかりにくいですが、
漢字で書くと、意味が分かりやすいのではないでしょうか?
現代の言葉で内容はこんな感じになります。
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1.笹の葉が さらさらと屋根の先で揺れています。
お星さまがきらきら光って 金や銀の粉みたいです。
2.5色の短冊に 私が願い事を書きました。
お星さまがきらきら光って お空から見てくれているみたいです。
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難しい歌詞について少し説明をさせていただきますね。
「のきば」は軒端と書き、軒下の先です。昔は軒下に笹飾りを飾ったそうです。

「金銀砂子」は金粉や銀粉のことです。

五色の短冊は赤・黄・青または緑・白・紫または黒です。
昔はこの5色の布や糸などをお供えして、裁縫の上達を祈ったそうです。
黒はあまり縁起が良くないので紫に、緑は笹の色と重なるので青になりました。

保育園では、現代的な歌だけでなく、昔から歌われてきた童謡も、季節に合わせて歌っています。
子どもたちにとっては難しい歌もありますが、日本の伝統文化として、ぜひ歌い継いでいってほしいと願っています。私たち保育者も歌の内容をできるだけ理解し、子どもたちに伝えていきたいと考えています。
今夜はぜひ、お子さんと一緒に夜空を見上げながら、『たなばた』の歌を歌ってみてくださいね🎋