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移動水族館『みずみずランド』がやってきた!【5歳児くじらチーム】

「明日、京都水族館が来るんやって!」前日の帰り、玄関でお母さんに話す5歳児のお友だち。
いえいえ、そんな大きなものは来ないんですけどね(笑)
おそらく、帰りの会で担任が話した『移動水族館』の『水族館』の部分が印象に残ったのでしょうね。
そうなんです。この日、石山くじら保育園にみずみずランドがやってきました!
みずみずランドとは、『水辺の生き物』をテーマにした、本物の生き物と触れ合える体験型の移動水族館のことです。
『ウーパールーパーとイモリ道場』『世界のエビ・カニ道場』『コイ・ウナギ・ドジョウ道場』『海の浅瀬の生き物道場』などなど、色々なコーナーがある中で、今回は『ザリガニ道場』を体験させてもらいました。
朝から「どんな生き物が来るのかなぁ」「楽しみやなぁ!」と、わくわくの子どもたち。
準備ができるまでお外で待った後、ドキドキしながら保育室に入ると、まず目に入ったのはシートに隠れた生き物!
「えっ?何これー!」覗きたいけど、我慢我慢。
椅子に座って「おはようございます!」という元気な挨拶とともに、ザリガニをテーマとした学びの場、『ザリガニ道場』が始まります。
まずはクイズから!「ザリガニは何の仲間?」という質問に子どもたちは…
「カニ!」「イセエビ!!」
と手を挙げて次々と答えていきます。イセエビと聞いて、他の子どもたちも「イセエビ!」「イセエビや!」と賛同していく姿に、担任は思わず笑ってしましました(笑)
正解は『エビの仲間』と知った子どもたちは「イセエビやん!」「やったー!」と大喜び!
エビ=イセエビのようです😆
イセエビとエビの違いを知って、次はいよいよシートに隠れた生き物を見てみることに!
そこには…

たくさんのアメリカザリガニ!
小さな赤ちゃんザリガニから、立派なハサミの大きなザリガニまで。
大きさや色をじっくりと観察したところで、またまたクイズタイム!
世界一大きなザリガニの大きさは?
「これくらーい!」と、予想をする子どもたち。

さぁ正解は?
何と、こちら!

等身大のパネルを持つと一目瞭然ですね。
全長70cmで4.5kg!こんなに大きなザリガニがいるとは…😅
タスマニアオオザリガニという名前で、オーストラリアに生息する絶滅危惧種だそうですよ。
これには子どもたちも「えぇー?!」と大声でビックリ!
次に、もうひとつ気になっていた、隠されたシートをめくってみることに。
そこには…見たことのない色のザリガニが!
青いザリガニ

白いザリガニ

紅白のザリガニ

水族館でしか見られない珍しい種類だそうで、貴重なものを見せていただきました♪
さて次のクイズは…ザリガニって何種類?
「100かなぁ?」「50!」子どもたちが予想を始めます。
答えは何と、400種類!しかも日本にいるのはそのうちの3種類だそうです。
ビックリな数字に、子どもたちも思わず

この表情!驚きが隠しきれないようです😆
さあ、たくさんクイズをした後は、いよいよザリガニ釣りの体験です。
ザリガニは目が悪く、遠くに餌を置くと気づかないので、顔の近くに持っていくこと、餌をつかんでも、あせらずゆっくり引き上げること。この2つのコツを教えてもらいいざ実践!

水につけると糸が揺れて餌も動き、ザリガニの前に餌を持っていくことに苦戦する姿もあるなか、糸が動かないように工夫しながら、釣りを楽しんでいました。
顔の前に餌を持ってくれば、あとは待つのみ。
すると、釣れたー!!

釣れない方が当たり前というほど難しいと聞いていたので、釣れた時は何ともビックリの表情😆
そして最後は、ザリガニ掴みに挑戦!
後ろから背中を持つと挟まれない!というコツと、一つの命を持つので乱暴に扱わない、というお約束を教えていただきました。
教えてもらったように後ろから背中をそーっと…
大成功✨

オスとメスの見分け方も教えてもらい、すぐに確認する子どもたち。
どうやらこの子はオスのようです!
スッとつかめる子もいれば、もちろん初めてで、怖くてなかなか触れない子もいます。
でも大丈夫!「持っているから少し触ってごらん?」とみずみずランドの方がお手伝い。
そーっと掴んでみよう…

やったー!掴めたぞー!

はじめは強張っていた表情も、だんだんと笑顔になっていきました😊
一度掴めればもう大丈夫!
次々とザリガニを捕まえていきます。
『ザリガニを手のひらに置くと、地面と勘違いして挟まない』と教えてもらい、勇気のあるお友だちはすぐにやってみます!

「ほんとだ挟まない」と真剣な顔つきで観察します。
たくさん触れ合えたね!
最後は「ありがとうございました!」とみずみずランドの方にお礼を伝え、楽しいザリガニ道場はお終いです。
「初めて触ったけど、もう怖くない!」「めっちゃ楽しかった!」「ザリガニ博士になったわ~」と、ずーっと笑顔が絶えない子どもたちでした。
本物のザリガニに触れ、楽しみながら学ぶことで、子どもたちの生き物への興味・関心や、小さな命への思いやりの心を育てる、とても良い機会となりました。
さぁ、この経験を活かして、次は青山のザリガニ池までザリガニ釣りに行くぞ~!
楽しみだね!