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♪~五月の風にこいのぼり~明るい空を泳いでる~【4歳児そらチーム】

新年度がスタートして、しばらくした頃…
保育園の近所のお家に、毎年大きなこいのぼりがあがります。
登降園時に目にする子どもたちもいて、散歩の時に、こいのぼりがあることを教えてくれます。
では、なぜこどもの日にこいのぼりをあげるようになったのでしょう?
元々は中国の故事『鯉の滝登り』が由来となっているようです。
中国の黄河上流に、竜門という激流が連なる滝があり、そこを登り切った魚は霊力が宿って龍になると言われていました。
ある時一匹の鯉が、激しい滝水に逆らいながら竜門を登りきったところ、鯉は龍へと変身して天に昇って行ったという伝説があるそうです。
こいのぼりには、人生という流れの中で遭遇する難関を鯉のように突破して、立身出世してほしいという親の願いが込められているのですね。
子どもたちには、『みんなが、病気をしませんように。元気に大きくなりますように。と、子どもたちの成長を願ってあげるんだよ』と伝えると、「お家…無い…」「こいのぼり…いいな…」とボソリ。その言葉を聞き逃さなかった保育者が、色々な絵本を読んでいくうちに、子どもたちの間から「作りたい!!」の声がちらほら。
作るのであれば『かっぱのこいのぼり』の絵本に出てきた一場面のように、たくさんのこいのぼりを室内に飾れれば…との担任の思いから、同じ保育室で過ごす5歳児のくじらチームさんにも声をかけて、それぞれで作ったものを、一緒に飾ることにしました。
保育者の「どんなこいのぼり飾りたい?」の問いかけに、「ピンク!」「大きいの!」「○○ちゃんは~緑がいい!」「(こいのぼり)いっぱいいたから、いっぱい!」「えーっと…虹色!」などなど、自分の作りたい色や大きさを教えてくれるそらさん。たくさんの意見をまとめて、自分たちの好きな色のこいのぼりと、もうひとつ、みんなで大きなこいのぼりを作ろう!という事に、全員が「賛成!!」
早速、制作に取りかかりました。
ひとつは、自分たちで選んだ画用紙を、指先を使って丁寧に折り、うろこや目を描いて仕上げた、個性あふれる小さいこいのぼり。
ここを折って…

目を描いて…

模様もつけちゃお。

そしてもうひとつは、♪こいのぼり♪を歌っている中で、「♪大きいまごいは、お父さん~♪やし、お父さんとお母さんこいのぼりがいい~!」と、歌からヒントを得て、それぞれ手形を3色ずつのグラデーションにして押した本体に、更に手形のうろこを貼り付けた大きなこいのぼり。
絵の具が付くから、袖はめくっておかないとね。

ペタペタ…気持ちいいねぇ~

お手ても、こんなんになっちゃった~

はさみでチョキチョキ…うろこ作り

目の部分が虹色っぽいことに気付いた子どもたち。クレパスでぬってもらって、貼り付けたら…完成~!!

紙を編んで作った、色とりどりのこいのぼりは、5歳児くじらチームさんの作品。



たくさんのこいのぼりたちが、そら・くじらチームの保育室を元気に泳いでいます。
みんなも、こいのぼりのように、元気に大きくなあれ🎏